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執筆者の写真川口建

半田銀山シンポジウム 五代友厚による銀山再興150年 記念イベント 2024年11月10日(日)

半田銀山シンポジウムに参加してきた。

午前中は半田銀山ゆかりの地をスタディーツアーに参加、脚本家大森美香さん、漫画家安彦良和さんらと一緒に見学した。

午後は、基調講演を五代友厚顕彰会(旧大阪市大OB)の 「五代友厚と半田銀山締約書」、続いて講演を大森美香さん「脚本家が見た五代友厚の魅力」、特別トークとして安彦良和さんと声優の佐々木るんさん「安彦良和と半田銀山」で進められた。


以下、当日の模様をNHK福島、地元紙福島民友新聞に掲載されましたので紹介します。


「半田銀山」再興150年で記念の史跡ツアー 桑折町

11月10日 17時13分

桑折町にある半田銀山が、明治時代に再興されてから150年となるのを記念して、鉱山の跡などをめぐるツアーが行われました。半田銀山は、江戸から明治にかけて栄えた新潟県の佐渡金山、兵庫県の生野銀山とともに、かつて日本三大鉱山に数えられ、桑折町は鉱山の跡などを公園に整備しています。10日、桑折町で開かれたツアーは、幕末に一度閉山した半田銀山を、実業家の五代友厚が再興して150年となるのを記念して町が企画し、抽選で選ばれたおよそ80人が参加しました。参加者たちは、まず、案内人の案内で半田山の中腹にある坑道の入り口「中鋪坑口」を訪れました。内部には入れないものの、参加者たちは薄暗い坑道をのぞきこんだり、写真に収めたりしていました。このほか、史跡公園では鉱石を運ぶトロッコ列車が走っていた橋の跡や、五代友厚をまつった「五代神社」などを巡り、かつての繁栄に思いをはせていました。大阪から参加した70代の女性は「昔の人たちが掘り進めた坑道を見て、その努力に感動しました」と話していました。案内人を務めた半澤章さんは「遠方からも大勢が参加してうれしかったです。半田銀山はいつまでも残るので、ぜひ多くの人に訪れて欲しい」と話していました。

映像


福島民友新聞

ガンダムの安彦良和さん、桑折にルーツ 半田銀山を舞台、新作に意欲示す

11/12 10:00


登壇した安彦さん(左)と佐々木さん。後ろのスライドは安彦さんが描いたイベントのポスターの一部。半田銀山で働いていた安彦さんの曽祖父の様子(スライド画像の右端)が描かれている=10日、桑折町

 アニメ「機動戦士ガンダム」のキャラクターデザインや、古代史・近現代史をテーマにした作品で知られる漫画家、安彦良和さん(76)が10日、自身の曽祖父の出身地、桑折町で町主催の「半田銀山シンポジウム」に出席し、同地の銀山を舞台にした新作執筆への意欲を明らかにした。150年前に同銀山を再興した明治の実業家、五代友厚が準主役ーなど構想の一端も語られ、会場から大きな拍手が湧き上がった。

 半田銀山は現在の同町に16世紀末開かれ、戦後まで操業した国内屈指の鉱山。明治維新後閉山したが、五代の手で1874年に再興され、近代技術の導入で国内一の産銀高も記録した。シンポジウムは銀山再興150年に合わせ開かれた。

 安彦さんはこの日、半田山を望む半田沼や坑道跡を一般参加者らと初見学。シンポジウムでは梁川町(現伊達市)出身の声優、佐々木るんさんを聞き手に、曽祖父が明治時代、半田銀山で坑道などの図面を製作していた図面師だったルーツを語った。

 さらに安彦さんは、今回のため描いたポスター原画に、五代と共に曽祖父や鉱山経営に携わった地元の人物を描いたと説明。「(喜寿を前に)長編は描かないが短い作品は描く。先祖の話も面白い」「描くなら単行本1冊で五代がサブ(準)主役」「五代は足尾の鉱毒が表面化する10年も前に鉱害対策をした。きょうも半田山周辺の美しさに鉱毒問題はなかったのかと町の人に聞いたが、いろんな点で意味の深い土地だ」と語った。


半田山公園の半田沼と奥の山が半田山


NHK NHK映像のワンカット


福島民友新聞掲載の安彦、佐々木両氏のトーク


以下、スタディーツアーと講演会風景のスナップ写真










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