2022年1月22日(土)大阪市立大学内 田中記念館ホールにて行われた。
発表者:末岡照啓氏(住友資料館研究顧問)、原口泉(志學館大学教授、鹿児島大学名誉教授)、八木孝昌(大阪市立大学同窓会五代委員会委員・『新・五代友厚伝』筆者)
ディーン・フジオカさんのビデオメッセージ、その他多数
数年前から大阪市大同窓会・市立大学が、開学の祖である五代友厚を正しく評価し、誤伝が多い史実を改めようと『新・五代友厚伝』著者八木孝昌を発刊された。
中でも、「開拓使官有物払い下げ事件」に関しては、「明治十四年の政変」時、新聞の全くの誤報とその後著名な歴史家がその新聞の誤報を丸写しで論文を世に出版し、現在に至るまで五代の悪徳政商の濡れ衣が、高校の教科書や歴史著書に掲載され続けている。
今日のシンポジウムでは、新聞の誤報は既に八木先生の著書で明確に正されており、末岡先生からは、黒田清隆や大隈重信からの官有物引受要請にキッパリと断っている文書や、五代の側近中の側近である広瀬宰平に無実である旨の弁明書の存在などの、新しい研究発表があった。(本年5月に著書発刊予定)また、原口泉先生からは、五代は何故オフィシャルに弁明しなかったかとの疑問に対し、国益と多くの友人達への配慮等の五代の心情について解説いただいた。
今後の対応として、教科書会社への訂正提案や文部省への働きかけを、世論の力を得て推進していくと声明文を採択し会は終了した。
私達は歴史家でも有りませんので、この様なエビデンスに基づく研究は難しかったのですが、今日のシンポジウムを聞いて大きな疑問点がスッキリした感じです。また、五代友厚の歴史が大きく変わった日になりました。
Dream五代塾からは6名参加させていただきました。有難うございました。
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