2020年12月1日 一風学舎の会でゲスト講演をさせていただきました。
五代友厚の生涯を通じての「公益性、国益志向」の原点として、延べ11年間の長崎駐在で外国の文明・知識を得ると共に、その後の活動を支える藩を超えた人的ネットワークを構築した。その経験を最初に実行に移したのが「五代才助上申書」である。のち藩の承認がおり壮大な欧州視察と英国留学生派遣の実行が実現した。
視察中は近代的な産業機械、武器等の購入のみならず、薩摩藩、日本の産業・経済の礎となる「18ヶ条の建言」をロンドンから郵送している。今、その内容を見ても斬新であり、まさに現在につながる提言である。明治の先覚者に間違いない。
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