明治14年(1881)の『北海度開拓使官有物払下事件』で五代は政商の濡れ衣を着せられ、長く誤伝が伝えられてきた。当時は政商という言葉はなかったが、高校の教科書で政商と表記されたことが、いまだに暴利を得ようとした商人というイメージが定着してきた。
これに対し、八木孝昌先生が過去の文献を調べ、新出資料から当時の政局と絡んだ新聞の誤報であると明らかにされた。
五代塾も数年前から高校の教科書を取り寄せ、調査したが誤報の解明までは至らなかった経緯がある。今回出版された八木先生のご努力と著書には敬意を表したい。
五代塾ニュースVol.10(2020年9月24日)
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